偏官(へんかん)——刃のごとく鋭い十神
偏官は、日干を剋しつつ陰陽が同じ十神で、「七殺(しちさつ)」とも呼ばれます。強い決断力・突破力・闘争心の源泉で、よく扱えば大きな成就へ、扱いを誤れば事故と衝突につながります。
偏官が旺じる人の質感
直線的で決断が早く、圧力や危機の中でこそ輝きを放ちます。権威と階級が明確な組織(軍・警察・法曹・外科医・企業役員など)で頭角を現し、平坦な日常では息苦しさを覚えがちです。
制化(せいか)が要る
偏官は食神(しょくしん)で制(せい)するか、印星(いんせい)で化(か)するかしてはじめて命式の資産となります。食神も印星も無い偏官は外部の衝突を頻繁に招き、本人の健康と人間関係を蝕みがちです。
偏官が吉となるとき
制化を経た偏官は、「名声・権力・自力の成功」の動力となります。偏官の運には昇進・起業・重大な決断の機会がしばしば訪れます。鍵となるのは、抑制の装置が同時に巡り入っているかどうかの確認です。