引越し日の決め方 — 「鬼のいない日」だけでは足りない理由
引越しの択日において「鬼のいない日」は出発点にすぎません。その日の日辰があなたの日支を冲すれば、鬼のいない日もあなたには凶日です。引越し日選びで実際に見るべきことを整理します。
「鬼のいない日」の本当の意味
韓国の「鬼のいない日(손 없는 날)」とは、方位を巡って人を妨げるという「鬼(손)」が天に昇り、どの方位にもいない日 — 陰暦9・10・19・20・29・30日 — を指します。方位殺を避ける伝統としては有効ですが、この計算には肝心の引越しをする本人が存在しません。誰が引っ越しても同じ日が出るからです。
命理の択日は逆に、人から出発します。自分の日支が冲を受ける日 — たとえば日支が未の人にとっての丑日 — は、鬼のいない日であっても避けるべき日です。引越しの日に限って物が壊れ、諍いが多かったという経験談の多くが、この冲日と重なります。
引越し択日の実際の手順
手順はこうです。まず引越し可能な期間 — 残金日と入居可能日の間 — を置き、その中の全ての日の日辰を数えます。自分の日支・年支を冲する日と家族の日支を冲する日を消し、残った日から日干と合する日、用神の五行が力を得る日を選びます。最後に荷物が出る時刻と、新居に最初の一歩を踏み入れる時辰を定めます。
開業・契約・結婚も骨組みは同じです。ただ開業は財星が生きる日、契約は文書を司る印星が傷つかない日、結婚は二人のどちらの命式にも冲が入らない日という、それぞれの優先順位が乗るだけです。